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私は人と違う、だからって劣ってるわけじゃない『テンプル・グランディン~自閉症とともに』

クレアD←なんだかあんまり見る気しない番組ポスター

今年のエミー賞をある意味、独占したTV映画『テンプル・グランディン~自閉症とともに(Temple Grandin)』。早速HBOでアンコール放送したのを見ました。エミー賞というより、オスカークラス、HBOでも何年かに一本の素晴らしい作品でした。

タイトルとなっている、テンプル・グランディンさんは、4歳のときに自閉症と診断され、医師からは一生しゃべることができないと宣告、障害者施設に入院させることさえ勧められます。しかし、ハーバード大卒のインテリの母親の努力により言葉をマスター。おばさんの協力や寄宿舎学校の恩師ら励ましにより、アニマル・サイエンスで博士号を取得。現在はコロラド州立大の教授である一方、自閉症の認知を広めるため多大な活躍をしている女性です。エミー賞のときは、全然知らなくて恥ずかしい限り!

このTV映画は、テンプルが寄宿舎学校を卒業した高校時代の夏休み、1966年に地元ボストンからアリゾナに住むおばさん夫妻の牧場にやって来たところから始まります。

さーて、ネタばれ開始(相当バラしてるので、ご用心)。

この夏休みはテンプルにとって人生を左右するものとなりました。おばさん夫妻の牧場で、家畜(牛)との出会い、そして大暴れする牛が小さな柵のような器具に追い込まれ、左右にはさまれるうちに、その牛がおとなしくなるという家畜抑え機を初めて見たのです。テンプル自身、人と触れるのを極度に嫌うハイパー・センシティブな自閉症。親とハグすることもできません。家畜抑え機に強烈な印象を受けていたテンプルは、興奮が収まらないある時、家畜抑え機に飛び込みます。そこで体が包まれる(ハグされる)ような感覚に安らぎを覚えました。

おばさんからも親元からも離れ、大学に通うことになったテンプル。もちろん苦難の連続です。テンプルの言動は周囲にはおかしく見え、いじめられることもしばしば。先生たちも理解しようとしません。テンプルだって、人から笑われることは大嫌い。なんとかリラックスしようと、得意の科学というか工作力を生かして、ハグ・マシーン第一号を作りました。

ここで、生涯の師となったカーロック先生(デヴィッド・ストラザーン)の話に移ります。カーロック先生はテンプルの寄宿舎学校の科学の教師でした。カーロック先生は科学好きのテンプルに興味を持ち、テンプルが他人の気づかないところに注目できる特殊な才能を持っていることに気づきます。テンプルは、イメージ(画像)で物事をとらえる才能を持っているのです。カーロック先生も知能の高さを認めるテンプルですが、大学進学については(また新しい場所でいじめられる)と、ちゅうちょしています。そんなテンプルに対し、カーロック先生は「新しい世界の入り口にはドアがある。君がやらなくちゃいけないのは、ただそのドアを開くことだけなんだ」と、前に進む勇気をテンプルに教えるのです。

大学では親友もでき、また一歩成長しました。さらに大学院に進学したテンプルは、教授に連れられて超保守的なドン・マイケルスの牧場へ。カウボーイたちからは全く相手にされず、またしてもいじめに遭うのですが、そこで機転を利かせ、やがて協力者も現れるようになり…。

この後、自閉症という「他人とは違う、だからって劣ってるわけじゃない」才能を生かして、家畜の気持ちになり、新鮮な視点で畜産施設を見直しました。テンプルは、牛の気持ちなど一切無視の畜産施設に次々と新しい提案を持ち込み、家畜に対し非虐待的な施設設計に成功するのです。

このテンプルさんの家畜に対する非虐待的な設計は、今では全米の半数の畜産施設に採用されており、いかにテンプルさんの視点と考案が優れていたか証明することになりました。

テンプルさんは、この成功からも分かるように、高い知能指数を持った高機能自閉症です。けれど子どものときのお医者さんのような人たちばっかりだったら、テンプルさんは一生病院に入っていたかもしれません。カーロック先生のような理解者がいなかったら、学校も退学させられて高度な教育も受けることができなかったかもしれません。何より、テンプルさん自身、ハグ・マシーンがなかったら?いや、困難に打ち勝つ強さがなかったら、社会の無知と冷酷な視線に負けていたことでしょう。

私は、このTV映画は、自閉症のテンプルさんが障害に負けず社会的な成功を収めたということに加え、男性社会のカウボーイの世界(牧場)で革新的な提案を行ったという、性差別との闘いにも注目したいと思いました。1970年代、田舎の州で女性の、しかも自閉症のテンプルさんが、カウボーイや畜産会社に自分の主張を訴え、貫いた。どんな屈辱や侮辱や、とにかくいろんなことに耐えたことか。まさにアメリカ版『プロジェクトX』

テンプルさん←テンプルさんとクレア。劇中で、なぜテンプルさんがカウボーイ・シャツを着るようになったかにも触れられています。その理由もいい。

演じたアクター陣についても触れておきましょう。テンプルさんを演じたのは、クレア・デインズ。エミー賞ですよね。一世一代の演技だったんじゃないでしょうか。テンプルさんのしゃべり方、歩き方もマスター、撮影中はしんどかったでしょうね。人生に何度もできる役ではありません(やったら頭がイカレます)。テンプルの母親役はジュリア・オーモンド。クレアが派手に演じなきゃいけないのと対照的に細やかでしたね。ジュリアにエミー賞の助演賞は譲りましたが、キャサリーン・オハラがおばさん役で久々に存在感のあるところを見せました。テンプルさんの卒業式のシーンはほほえましいですよ。

すべての人にお勧めしたいですが、特に(自分は人と違う)とひそかに悩んでいる人がいたら、ぜひ見てほしい作品です。自分の違い具合なんて、小さい小さい!
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テーマ: 海外ドラマ(欧米)
ジャンル: テレビ・ラジオ

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