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原作のパワー感じる女性刑事ドラマ『リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線』

R&I

去年から書かなきゃと思っていた、この刑事ドラマをやっと書くことにします。米ではシーズン2が始まったばかり。『クローザー』の次という願ってもない時間帯に放送しています。そんだけ“ポスト・クローザー”な期待を寄せられているんでしょうね。その期待に答え、ケーブル局(TNT)の番組の中では『クローザー』に次ぐ視聴率を得ています。

舞台はボストン。実際にはどこで撮影しているのか知りませんが、大都会NYとも、陽気なLAとも違う、古風で趣のある街のムードを全面に出しています。女刑事のジェーン・リゾーリ(アンジー・ハーモン)は、イタリア系の家族に囲まれ、うるさいお母ちゃん(ロレイン・ブラッコ)に悩まされながらも、刑事という仕事に使命感を燃やしています。そんな彼女も刑事を辞めようと思ったことがあるといいます、連続殺人犯のホイトに拉致されたときです。その傷跡を残したまま、復職しているリゾーリの親友は検視官のアイルス(サーシャ・アレキサンダー)。頭脳明晰で、専門用語で相手を煙に巻くのが玉にキズ。そのアイルスは、リゾーリに「タートル(水ガメ)を飼ってる」といわれると、「いや正式には、トータス(陸ガメ)なんだけど」と答えてしまうオタクではありますが、家にいるときでも「写真撮影会みたいな服装(リゾーリ談)」というライフスタイルを好むお洒落な女性でもあります。

リゾーリが公私で頼りにするアイルス。常識離れしているアイルスなので、リゾーリはしばしばあきれてしまいますが、それでもそんな正反対だからかえって合うのかも。プロ意識の高い二人は協力して、難事件を解決していきます…。

ここまで、まずまずな設定ではありますが、よくある設定とも言えなくもない(例:『女捜査官グレイス』)。けれど、このドラマが人気を得ているのは、人気推理小説が原作であるから、というのも大きいと思います。

私は読んでないので申し訳ないですが、テス・ジェリッツェンなる女性作家の『The Surgeon』という推理小説が、下敷きになっているらしい。リゾーリとアイルスを誕生させたこの小説は、以降、シリーズとして次々二人のコンビで新作を発表していってるらしいです。(サンクス、ウィキペディア!)

で、思うに。やっぱり原作があるって良いですね。一人の作家によって筋が練られているから、ドラマはそれに完全には従わないにしても、なんていうか“教科書”や“マニュアル”みたいなもん。いつでもそこに戻って考え直すことができる。たぶん演じてるアクターもクリエーターも、原作のイメージがあるので、迷いが少なかったのではないでしょうか。

シーズン1の最初は凶悪事件連発で、どんな街だ、ボストンは!って思いました。原作を元にすると、どうしても大事件になってしまうんでしょうね。シーズン2はキャラも成長してくるし、うまく続いてほしいと思います。リゾーリ家のファミリードラマもほのぼのおもしろいし、アイルスの素ボケもいい。アイルスは『ボーンズ』のテンペランスと似た感じのキャラ。そういえば、このドラマは、『ボーンズ』の登場人物が、もう10歳くらい歳とった感じかもね。リゾーリのファミリーが、テンペランスのラボの連中といえます。

シーズン2はまだ見てませんが、願わくば、時に渋く、時にイラつかせてそれを楽しんでるような大人の男性キャラがほしい。単に恋愛関係になるだけじゃない、なんかね、ちょっと男性が弱いから、このドラマ。それだけが私の注文です。
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テーマ: 海外ドラマ(欧米)
ジャンル: テレビ・ラジオ

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